- 大規模修繕コンサルティングス株式会社
- コンサル介入のメリットとは
コンサル介入のメリットとは
設計管理方式よりも、責任施工方式を
私は、25年間、建設改修工事に携わってきました。
その経験を基に、皆様の財産であるビル・マンションの修繕工事を、最善の施工で新築時の状態に近づける事を第一に考え、オーナー様、組合様と共に歩み、ご協力させて頂きたいと思っております。
私は、設計管理方式よりも、責任施工方式をおすすめしています。(下記図参照)
例えば、契約を交わした施工方法などを変更する時や、工事中に契約内容では対応出来ない状態になっていたということが起こります。
施工方法を変更することが最善策だったとしても、設計管理工事体制では、予算組や契約書の変更などの手順の大変さを考え、結果的に「とりあえず保証期間を凌げばいい」という工法にしてしまっている事例が少なくないのです。
嘆かわしいことに、「間違い工事」が横行している現状があります。
また、大切な予算についても今一度考えてほしいと思っています。
管理会社の利益は、平均的に予算の15から20%です。
下請け施工会社が20%の利益を目指すとすると、改修工事の実行予算は平均60%程なのです。
しかも、工事が契約書通りに行わなければ、的確な施工が行えないという矛盾が発生してしまうケースもあるのです。
この現状では、「皆様の財産である建物を守る為の大規模修繕工事」とはいえないと、私は思います。
では、管理会社に全て委託する大規模修繕工事が無意味かというと、そうではありません。
大手管理会社にはやはり企業としての安心感があります。
大規模修繕工事後の数年後に、責任施工方式で工事を行った会社が倒産していて、数年毎の点検が出来なくなった…こんな話も聞くことがあります。
大規模修繕コンサルティングス株式会社は、上記のような状態にならないためのコンサルティングを行っております。
皆様の大切な財産である建物をお守りするお手伝いをさせて頂ければと思います。
通常設計施工管理での大規模修繕
修繕予算 5,000万円の場合
設計管理施工方式でのメリット・デメリット | |
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デメリット 多額な中間マージンの発生 |
メリット 大企業へ一任する事の安心 |
弊社コンサルティングが介入可能な範囲 |
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調査後と工事中の2度の検査 |
通常責任施工管理での大規模修繕
修繕予算 5,000万円の場合
設計管理施工方式でのメリット・デメリット | |
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デメリット 数年後のアフター点検時に倒産してはいないか? |
メリット 実行予算の多さ |
弊社コンサルティングが介入可能な範囲 |
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調査後と工事中の2度の検査 |
弊社コンサルティング介入による大規模修繕
修繕予算 5,000万円の場合
弊社アドバイザーによる徹底した調査における-5%の無駄の削減と、徹底した施工方法チェックにより、次回修繕時の予算の削減にもなります。
弊社コンサルティング方式での メリット・デメリット |
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デメリット なし |
メリット 実行予算の多さ |
実例のご紹介
私は現在、横浜市の某マンション管理組合様ご依頼により、大手改修会社様の施工中の現場へ調査の検査を行っています。
(財産権の低下につながる恐れがあるのでマンション名は言えませんが)
ここで、まさに上記どおりの事態が起こりました。
このマンションでは、外装タイルのヒビ割れ部分の張替えを予定しておりました。
その予定箇所6,500枚の内、約6,000枚は13年前の大規模修繕工事で張替えたタイルでした。
(目地色や補修用タイルの質感でわかるのです)
タイル下のコンクリートに亀裂が入っており、同じ6,000枚がまた割れたということは、プロが見れば一目瞭然のはずです。
これは、一般的な保証の五年間を保てば良いという工事をした結果なのです。
これには瑕疵責任があると判断し、瑕疵担保請求も視野に入れた討議を、管理会社様に提案させて頂きました。
今回の修繕も、前回と同じセメント系材料で張替える仕様になっていたのですが、揺れや振動に強い弾性ボンドに仕様変更をすることを提案しました。
今回の仕様変更では、
弾性ボンド 6,000×100円(弾性ボンドはコストが高いのです)=60万円
検査料 20万円
合計 80万円
上記の費用がかかりました。
しかし、これによって、13年後の修繕には
タイル6,000枚(400万円程)
この分の費用は発生しなくなります。
タイルの修繕が不要になるからです。
この提案をご理解いただけたかは、まだわかりません。
こういった提案により、依頼を取ろうとしていると思われたくもありません。
…ただ一言
皆さんの財産を守れる会社でありたいと思っています。