2020.03.24[大規模修繕]
大規模修繕からたった6年で再修繕?!その後
マンション外壁の修繕計画
桜の開花も七分咲きで、いよいよ春本番になってきました。
以前ブログに掲載した千葉県松戸市の現場も足場掛けが終わり、弊社で調査を行いました。
調査の結果、タイルの剥落した面以外でも、エポキシ樹脂注入箇所の強度不足からの剥落危険箇所が数か所と、数百枚のタイルがいつ剥落してもおかしくない所がありました。
今回6年目での外壁修繕を決めた組合様のご決断に頭が下がります。
計画書通りに、躯体コンクリートのクラック(ひび割れ)には、Uカット施工(ひび割れに沿って1センチ程の溝を作りコーキング材を充填すること)後、弾性シリコン材でのタイル張りを行います。
よくUカット上をモルタル材で施工する会社がありますが、揺れ→歪み→クラックなので、クラック上の揺れる部分には振動に強い弾性シリコンで施工しなければいけません。
費用は抑えても補強はしっかりと!
そして今回は極力費用を抑えて、尚且つ耐久性を持たせる工事をする為に、検査+調査+打ち合わせを週2回行う予定です。
頻繁に私たちが現場に顔を出すことで、現場作業員にも緊張感と責任が増します。
問題の注入量不足には、1平米あたり追加で30発のエポキシを打込むことで、剥落を防ぎます。
極力タイルは剥がさずに注入を増やすことで金額を抑え、外壁仕上げシーリングも全部打ち替えるのではなく、タイルを貼り替えた箇所のみの部分補修にします。