2019.08.19[大規模修繕]
大規模修繕工事における重要な4要素
大規模修繕工事はイバラの道
「大規模修繕工事」と、いう言葉をご存知でしょうか。
大規模修繕工事には、さまざまな解釈があります。
ここでは共同住宅、いわゆる分譲マンションの新築後10年から15年ごとに通常実施するであろう定期的工事(改修工事)だとします。
分譲マンションの大規模修繕工事を検討する際には、一般居住者の方々は、まず工事をする施工会社・業者のことが頭に浮かんでくると思います。
ところが、実際の工事に辿り着くまでは大袈裟にいうと茨(イバラ)の道なのです。
大規模修繕は誰の担当?
分譲マンションには管理組合という、各区分所有者(居住者)が組合員となり、その中から理事長・副理事長・修繕委員等が選任され、それぞれの役割を実行する組織があります。
また、マンションの建物自体を管理する管理会社が、ほとんどのマンションには存在します。
マンションによっては、管理組合のみでマンション管理する『自主管理法式』、管理組合を法人化する『管理組合法人』も存在します。
管理組合と管理会社だけで工事を検討・実施する場合と、そこに設計事務所が入り工事をする場合との、2パターンに分かれるのが現在の主流です。
大規模修繕は重層構造
大規模修繕工事業も新築工事業同様に重層構造の事業です。
発注者(管理組合)→元請け会社→一次下請け業者→二次下請け業と発注は流れていき、場合によっては、三次下請け業者が末端業者となる工事を存在します。
当然、工事代金も元請け会社から順に安くなります。
10(元請け会社)→9→8→7(末端業者)と中間マージンが抜かれていくイメージです。
しかも、各工事工種ごとに専門の業者に依頼せねばなりません。
例えば、仮設足場は鳶(トビ)業者。外壁関係はタイル業者、塗装業者等。屋根関係は防水業者、等々。
大規模修繕工事はさまざまな専門業者が、それぞれの請負い範囲の専門工事を実施施工するのです。
大規模修繕の4要素のうち大切なのは
「管理組合がそれぞれの末端業者へ、それぞれ工事発注をし、それぞれ工事管理監督をする」
これが、一番安く済みます。
しかし、安くすませばいいものではありません。
①高品質を保つこと
②工期を守ること
③予算を守ること
④安全を確保すること
これら4要素を確実に実施することが肝心。とても重要なことです。
筆者の考えは、④≧①≧②≧③の順で重要です。
大規模修繕のプロにお任せください
一般の居住者(管理組合員)の方々が、日常生活や自分の仕事をこなしながら、自分の住んでいるマンションの大規模修繕工事を管理組合修繕委員的なポランティア精神で工事管理監督することは現実的ではないはず。
そこで、我々「大規模修繕コンサルティング株式会社」の出番です。
先述のような様々な中間マージンを省くよう、管理組合様の手足となり、計画・立案・工事管理監督、アフター保証まで一手にお引き受けいたします。
当社スタッフもそれぞれその道のプロ。
- 管理会社経験者
- 設計事務所経験者
- 元請け工事会社
- 管理監督経験者
- 現役職人
様々なジャンルのプロが揃っています。
また実際に分譲マンションに住居しているものもいますので、お客様目線も持っております。
「大規模修繕工事」、茨(イバラ)の道の御案内を、どうぞ、当社にお任せ下さい。